症状 | 対応方法 |
感情と行動の障害・疲れやすく、日中起きていてもボーっとしている(意欲や発動性が低下している) ・後先や状況を考えずに、行動や発言してしまう。 ・少しの時間でも待てずに、我慢できず腹を立て 大声を出してしまう。 ・些細なことにこだわり続けることがある。 |
・過密スケジュールにならないように、気をつけて下さい。 ・本人に、怠けていると言わないで下さい。 ・言葉がけやアラーム、タイマー等で、起床や外出等の活動開始の合図を出します。 ・一日のスケジュールを書き出して下さい。 ・困った時は誰に相談したらいいのかあらかじめ伝えてください。 ・問題を起こした時は怒ったりせず、何が問題かはっきり指摘して下さい。 ・本人の訴えを確認するために話をじっくり聞いて下さい。 ・興奮している時は、場所や話題を変えて、興奮が治まるのを待って下さい。 ・動作の合間に「一時停止」するように促して下さい。また、行動する前に、他人に話してもらうのもよいでしょう。 |
注意障害・同時に二つの作業ができない。・集中できず、注意散漫になる。 ・左側、もしくは右側を無視してしまう。 |
・一度に多くの作業をせず、一つ一つ行ってもらう方がよいです。 ・注意事項を紙に書いて、目に付く場所に貼っておくとわかりやすいです。 ・情報量が多い時は、重要な場所に線を引くとわかりやすいです。 |
記憶障害・新しいことを覚えられず、すぐに忘れる。・人の名前や、作業の手順が覚えられない。 ・たった今起きていることが思い出せない。 |
・情報を紙に書き、必要なら図式化して下さい。 ・チェックリストやアラーム、タイマー等を使うと、約束を思い出させるきっかけ作りになります。 |
遂行機能障害(計画を立てて、その通りに物事を進めることが難しくなる)・要点を絞り込むのが困難。・より良い解決策を選択できない。 ・一つ以上の考えが思いつかない。 ・優先順位がつけられない。 |
・伝達内容の要点を具体的に、また段階的に伝えて下さい。 ・行動する内容を、事前に本人に言葉に出して確認してもらう、また手順を書いてもらうと行動がスムーズに行いやすいです。 |